世界的にみる金余り
こんにちは。よろずです
先週末は激務でした。
毎日ブログを書く習慣付けをしているのに、危うく途切れてしまいそうになりました。こうやってブログに向き合って投資の事を考えると、多くの時間を会社に捧げていると実感します。仕事はやりがいもありますし、やるからには中途半端には出来ませんしね。ワークライフバランスと最近よく聞きますが難しいです。
やはり「ソフトバンクショックが」やってこようとしている…のか?
この記事は1週間くらい前に見たと思いますが、途中の一文が確信を突いており心に残っていたので、その点について考えてみました
年収500万円の家庭の収入が2割=100万円増えれば、その資金は「それまで我慢していた『欲しかった物』」の購入に使われるであろうが、年収10億円の家庭の収入が2割=2億円増えたとしても、新たに欲しいものはほとんどなく、大部分は消費されずに資産運用に回るであろう。
マネー現代より
上記の記事では、金余りが投資先の一局集中を起こしており、過去に学べば、古典的なチューリップバブルやドットコムバブルと同様の構図であると指摘しています。記事の後半はソフトバンク社特有の問題にフォーカスしています。
引用文が、今の日本を分かりやすく現している思います。前者の年収500万円の方の振る舞いとしては自然な行動でしょう。例えば車であり、住宅購入の頭金かもしれません。
一方、お金に余裕のある後者。10億は言い過ぎにしても世帯収入1000万くらいから余裕があると言っても良いでしょう。念の為、データでも確認します。
上記のグラフは統計局のデータを、よろずが加工しています。
ここからも世帯年収が多くなればなるほど、支出額との差が開いている事が分かります。700万円を超えたあたりからは余裕と言っても差し支えないでしょう。
また収入が増えたからと言って、支出額が増えていないのも興味深いですね。一体何に使っているんでしょうか?それは上記の記事と同じく、貯蓄や投資という事になると思います。収入の多い方が消費に回さない事から足元の景気が悪くなっていると読み解いて良いのかな?だいたい同じ結論ですね。
2極化の下層から抜け出すには
シンプルに以下の3つしか無いと、よろずは考えています。
①本業の収入の最大化
②支出の最適化
③余剰資金の資産運用
本業の収入の最大化
これは各々の会社で頑張るしか無いです。資格手当てを狙う、TOEIC等が昇格要件にあれば早めに取得する。自社に将来が見えないなら思い切って転職も見据えるべきでしょう。但し残業も少なく副業が認められているのであれば、収入の複線化もアリだと考えています。
よろずの場合は、自社での収入向上は既に見込めない状況です。あと2段階役職が上がれば期待出来ますが、10年以上時間もかかる上に会社に魂を売る覚悟が必要です…。薄々感づいていましたが改めて見つめ直した結果、投資の世界に帰ってきました。
支出の最適化
上記のグラフが説明しやすいですね。収入が上がると共に、比例していないものの支出も増えています。やはり気のどこかで、年収に応じた生活水準を意識しているのでしょうか?
誰もがいきなり高収入だったわけでは無いと思います。収入があがったとしても生活水準を維持すれば、余剰金は増やせます。過度に節約するわけでは無く、ケチケチせずに心穏やかに過ごせる生活水準を見つければ良いのです。
余剰資金の運用
お金に働いてもらいましょう。というやつですね。人それぞれ目的が違いますので、運用手法も変わります。キャッシュオンリーも日本円というハードカレンシーであるからこと取れる手法の一つですが、ジリ貧になっていく事が見えています。
よろずの場合は、漠然と「お金に困りたく無い」と強迫観念にも似た何かが常にあります。ですが同時に幼少期から「人生でお金に困ることはない」と心の底から確信してもいます。その達成手法が今のステージだと投資だと解釈しています。
まとめ
今の日本は「1億総中流」と呼ばれた時代から、より資本主義社会へと変貌し2極化が目立つようになってきました。これでも投資の運用益に税金が掛かったり、累進課税により抑えられた状態のはずです。運用益に税金がかからない中国では信じられない速度で2極化が進んでいます。
このような時代で生き抜くには資本主義に従い、資本家に近づく努力が必要です。株主優待でも配当金でも良いです。早く収入と消費だけのサイクルから抜け出したいものです。