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【コロナウィルス】スタグフレーション発生時にどうすべきか

こんにちは。よろず(@indexperience)です

世界的な経済危機が訪れた際は、海外メディアに優良な1次情報が記載されている場合が多いですね。そんな中「スタグフレーション 」を危惧する論調を見かける機会が増えてきました。もし仮に、そのような状況に陥った際どうすべきなのか少し考えてみたいと思います。

今回は私自身の勉強不足もあり、間違いや取り留めのない記事になっています。ですが、結論は結局いつもと同じでした。インデックス投資家でしたら気絶して定期積立でOKです!

スタグフレーションとは

スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。

通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となりますが、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがあります。これが、スタグフレーションです。景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇し、資産価値が減っていくという生活者にとって極めて厳しい経済状況といえます。わが国では、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていました。

SMBC日興証券より


中国市場からの供給停止

今回のCOVID-19に置き換えるとどうでしょうか?中国のサプライチェーン寸断による原材料や設備、商品供給が滞ります。

現在でも世界の工場としての中国は健在です。上記の絵からも分かる通り、世界各国に非常に多くのモノを供給していますね。コロナウィルス起因によって中国からのモノの流れが止まっています。徐々に回復しているニュースも流れつつありますが。

モノの需要が減ったという話は聞かない中、供給が止まるという事は物価が上昇します。身近な例では、トイレットペーパーやマスク、消毒用品の枯渇ですね。転売ヤーの活躍?によって見事に価格上昇していました。通常のスーパーでも今は飛ぶように売れる為、強気の定価販売ができますしね。

インフレにつながる流れ


サプライチェーン起因

今は影響が出ていないその他の製品についても確実にコストが上がっています。一時的に中国から供給されなかった商品・材料を国内生産に切り替える、多少のコストUPに目をつぶりながら同業他社へ切り替えている為です。

輸出型の企業では、いつも通り国内生産したは良いものの、中国の港の操業停止により送り先がなくなっているケースを良く聞きます。これらの行き先は倉庫の借り上げや、他国の港へ一時的に送るなどスペース確保に伴うコストが発生します

日本人は、モノの値段が上がると消費が落ち込む不思議な民族です。その為「ステルス値上げ」と呼ばれる事実上の値上げを良く見かけます。隠れコストの上昇の動きが続けば、やがて物価全体が上昇を開始し、インフレになる可能性が高まります

個人的にはさっさと価格転嫁すれば良いのにと思っていますが

政策金利起因

一般的に、政策金利を下げる行為は、インフレを起きやすくする行為ですね。先日も緊急利下げしましたね。その理由は信用リスクだそうです。

専門家の間では、緊急利下げの真の理由は、長年続いた金融緩和や量的緩和を背景に大幅に積み上がった民間債務にまつわる信用リスクがあるとの見方が出ている。

マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表の亀井幸一郎氏は「FRBの懸念は、単なる新型ウイルスによる景気の落ち込みではなく、株価崩落に端を発した信用市場への危機の波及にあるのではないか」と言う。

ロイターより

上記の記事を見てなるほど!と思いました。株安をキッカケに債務の貸し剝がしが起これば金融危機の引き金になりかねない為に利下げを行なったのですね。

非常に難しい問題だと思います。目先の金融危機の為に利下げは致し方ないが、ここにサプライチェーン起因のインフレも起こった場合は、まるで1970年代のオイルショックの再来です。結局どこかで政策金利の引き上げが起こるとすれば、問題の先送りのような気もしてきました。

賃金が上昇しないのはなぜか

【労働市場のグローバル化】
世界的にこのキーワードが重要です。それとはなんぞや?という話なのですが、以下が答えです

厚生労働省は31日、2019年10月末時点の外国人労働者が前年同期比13.6%増の165万8804人だったと発表した。7年連続で増え、企業に届け出を義務付けた07年以降で最多を更新した。国籍別ではベトナムが大きく増え、トップの中国とほぼ同規模となった。慢性的な人手不足が続くなか、外国人労働者の受け入れは今後も増える見通しだ。

日経新聞より

経営者の立場で考えれば、人件費も立派なコストです。最終的なモノ・サービスの価格を抑えるならば原価の一つである人件費を抑えるのは当たり前です。

「モノの値段は需要と供給で決まる」中学校でも習う当たり前の事ですが、本来人口減による労働者の不足に対し、価値が上昇し賃金も上昇するはずですが、そこに安価な外国人労働者が供給されたのですね。

今後、私たちの賃金が上昇するかどうかについては、安価な外国人労働者がどこまで供給され続けるか?でしょう。どこかで飽和すれば賃金は上昇するでしょうし、受け入れ続ければEU圏のようになるでしょう。その結果は何かというと、移民政策への不満拡大→イギリスのEU離脱や、「American first」の掛け声でナショナリズムを煽って当選したトランプ大統領が代表的ですね。

これからどうすべきなのか

物価の上昇と円高、そこに不景気がやってくると想定しましょう

 

どこかで聞いたことある状態です。リーマンショック時と同じですね。たった10年前の出来事なので記憶も新しいですし、こうすれば良かったも思うことも沢山あります。当時は円高だったので個人輸入を楽しんでしました🤣

 

円高はより多くのドルを得ることが出来る
多くのドルで安くなった米国株を買い漁る
輸出型の国内企業がバーゲンセールになる
(私の会社がそうでした)

 

これまでとやる事は変わりませんね。
米国市場を信じて積立投資を継続する

より多くの資金を市場に投下する為に
毎月の固定費削減と、本業収入の最大化・収入の複線化を図る

 

結局いつもと同じ結論ですが、これは私がまだ若く時間を身につけることが出来るからそこの手段だと思います。各々置かれている立場に応じて自分で作戦を考えるが大事です

 

今回は取り止めも無く、長々と書いてしまいましたが自分の考えを整理する良い機会になりました。また経済学とは面白いと思えるようになってきました。包括的に勉強するのに良い資格ないかな?

 

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