こんにちは。よろずです。
直近ではリスクオン相場が継続してます。米中貿易協定が一部でも合意すれば更に上昇する観測もある中、2020年中盤以降のリセッションを予測する意見も良くみられます。
短期的には更に各種指数は上昇しそうだが、中長期てきには暴落の懸念があると言う事ですね。投資界隈で、高所恐怖症と呼ばれている状態です。私も絶賛罹患中です😅
イマイチ頭で理解出来ていないから不安になるわけですね。過去のチャートから最悪条件をシミュレーションする事で心構えが出来ます。想定出来ているリスクであれば、実際に最悪状況を迎えたとしても冷静に行動に移せます。
2009年のリーマンショックを元に検証してみましょう。
20200301追記
コロナウィルスに端を発する株価下落が発生しましたね
S&P500指数は最高値から-12.4%の状況です
以下の記事を事前に検討しておいた事が心理的余裕に繋がっています
リーマンショックの下落幅と回復期間
リーマンショックで何が起こったのか再確認です。
チャートに対する影響という意味では大きく2点あります。
①株価が最大52%下落した
今、見ても凄まじいですね。
資産が半分になるという事です。
以下は私の2019年10月末時点のポートフォリオで260万円運用しています。持株会を除く85%の部分がS&P500に影響を受けます。
つまり220万円分がS&P500に影響を受け110万円評価額が減少します
私の運用金額だと正直大した事ありませんね。100万くらいであれば臆せずに「ガンガン行こうぜ!」と言い切れるレベルです。私の入金力は現時点で年間240万円ですので、半年で資産を補填する事が可能です。
仮に運用金額が1000万円だったとしても500万の評価損となり、2年で補填可能です。やはり1000万円までは株式100%ポートフォリオで十分かなと思います。
上記の考え方はあくまで、よろずの場合となります。私の属性はサラリーマンですので毎月安定した給与が得られて、そこから投資資金を捻出出来るからこその戦略となります。
例えば遺産相続した虎の子の1000万円で追加入金する余力がないのであれば、話が全く変わってきます。その上、子供の教育費を一時的に運用している場合など評価損が許されない状況であれば尚のことです。
その場合は債券を多めに組み込んでおいたり、総資産のうちキャッシュを多めに保有しておくなどディフェンシブなポートフォリオへの切り替えが一般解ではないかと思います。
②元の株価に戻るのに4年掛かっている
これはどうなんでしょうか。人によるとしか言いようが無い気がします。私の場合は20年以上の長期運用を前提としており、20年以上の投資人生の中で4年間で戻るのであれば特に問題ない?と考えています。
戻らない株価に対しストレスを抱えるかどうかでしょうね。
4年間の間に安価にS&P500関連商品を多く仕込んでおけば、株価が上抜けした後の資産上昇が加速していきます。これをチャンスと捉えれば暴落断面は、安く良質な資産を仕込む良い時期と言い換えることが出来ます。
実際、2018年末の調整断面で仕込んだ方は今年かなりのリターンを上げている事と思います。私が恵まれているなと思うのは、投資開始直後に調整断面の恩恵を体感出来た事だと思います。
また投資格言としてよく知られている「落ちるナイフを拾ってはいけない」の意味も体験できましたね。暴落時は正直どこまで落ちるかなんて素人に予測は不可能です。
素人投資家の取れる唯一の対処法は、機械的な定期買付のみです。落ち続ける株価に対し、機会損失とキャッシュポジション枯渇問題にバランス良く対応が可能だと考えています。あとは長期的に株価回復が期待できるファンドへの投資が非常に大事です。
投機的な目線で考えれば、どこかで判断が必要なのでしょうが、明確に底を打ったと分かる自身が無いですしね…。
まとめ
私の場合は以下2点により今回のリセッションに向けて特に構える事なく粛々を定期買付を進める事にします。
⚪︎運用資産がまだまだ少なく、ドローダウンのダメージは少ない
⚪︎サラリーマンという属性を生かして暴落時でも、毎月の給与から補填可能
(仮に1000万の運用資金でも2年で補填可能なレベル)
各々置かれている状況は異なると思います。それぞれが過去を振り返って判断することが重要です。今回は私と似たような属性の方には参考になるかも知れませんね。
↓過去にこんな記事を書いています
毎月の買付配分を公開しています。S&P500大好きです。
↓2019年10月時点の資産状況です